こんにちわ。Daizoです。
よくLinux導入のメリットとして、昔のPCでも動くって言われてます。
それって本当なんでしょうか?
結論を言えば、「動かないこともない」です。
歯切れが悪いなと思われているかもしれません。
なぜこんな言い方をするかといえば、Windowsだろうが、Linux だろうが、全く同じことをするなら、同じパワーが必要ということです。
もうちょっと掘り下げてみましょう。
Linuxはもともとはカーネルだけです。その他はすべてアプリケーションという扱いです。つまり、極端に言えば、ブートしてユーザインターフェイスがあれば動くということです。
起動して、コマンドラインで動けばいいというのであれば、Linux は組み込み系のPCでも動きますし、20年前のPCでも余裕で動きます。
しかし、windows全盛の現在においてパソコンOSとしては不十分ですよね。
GUIがほしい
設定はテキストファイルを書くのではなく、グラフィカルなプログラムで設定ができるようにしてほしい
webが見たい
YouTube が見れないと困る
などなどいろんな要望があると思います。そういった要望を叶えれば叶えるほど、マシンパワーが必要になります。
まあ、上の4つだけなら、いろいろ削れば、数年前のPCでも動きますけどね。
結局、どこまでやりたいかなんです。
良い例が、ubuntu の必要スペックとwindows11 の必要スペックです。
ubuntu の必要すスペックは
・2GHz以上のデュアルコア以上のCPUが望ましい
・4GB以上のメモリ
・25GBの以上のHDD
・インターネット接続環境
・DVDまたはUSBのインストール環境
とあります。かたやWindows11は
・1GHz以上のデュアルコア以上の64ビット互換CPU
・4GB以上のメモリ
・64GBの以上のHDD
とあります。一応、Linux の方がやや低いですが、ほぼ同等スペックが必要ですよね。
なので、Windows並のことをやりたければ、Linuxでも同じぐらいのスペックが必要なんです。
なので、古いPCでも動くというのは間違いではないのですが、過度な期待はしない方がいいと思います。